祝・リマスター版発売!幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱのキャラを語る【微ネタバレ】

どうも、あおやんです〜。

ついに来ましたね!

幻想水滸伝1と2のリマスター!

いやまさか本当に来るとは思ってなくて、前に書いた幻水記事消しちゃったよwそっちには3〜5のプレイ感想とかも書いてたから、また改めて書き直せたらと思います。

今回は幻水1と2の一部メインキャラクターの推しポイントだったり、リマスター版発売について思ったことだったりネタバレは極力控えつつお送りしていきます。

《記事内画像引用元:KONAMI「幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱ HD REMASTER / 「幻想水滸伝 Portal Web Site」
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幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱってどんなゲームなの?

幻想水滸伝(通称:幻水)シリーズは、一言で表すと政治と戦の話です。

中国の「水滸伝」という物語がモチーフになっていて、108星と呼ばれる108人の仲間を集めつつ国と国との戦いの歴史を辿っていく群像劇になります。

モチーフは水滸伝とは言え、登場するキャラや国、ストーリーは完全に独自のものになっているのが特徴。

ただ108星の役割や立ち回りなんかは原作のオマージュが隠されていることもあるので、そういうところを見ながら幻水シリーズを楽しむのもまた一興です。

幻水1と2に関しては、活躍する舞台は違うものの2の時系列が1の3年後となっているので関係性がとっても深くなっています。

両方の作品に登場するキャラクターもたくさんいますし、1のデータを引き継いだら2で専用のイベントが楽しめるので、幻水1と2は順番にプレイするのがベスト。

この2作を同時収録でリマスター化するという施策は本当に素晴らしいの一言です(いやPSP版もあったけど)。

幻想水滸伝Ⅰのキャラクターについて語る

それでは、幻水1から一部のメインキャラについて簡単にまとめてみます。

幻水1と2はバトルの難易度がわりと低めのゲームなので、どのキャラクターを入れてもそれなりに進めやすいのが良いところ。

ストーリーを進めつつ、気に入ったキャラを愛で使っていくのが1番楽しいと思います。

主人公(坊ちゃん)

初見の方は「坊ちゃん」てなんやねんと思うかもしれませんが、マジで坊ちゃんって呼ばれます。名前はプレイヤーが自分で付けますが、小説などの公式作品では「ティル」と名付けられていることが多いです。

シリーズのレジェンドとも言える存在で、最新作にゲストで出てきたとしても色褪せないであろう魅力にあふれている少年。

どこら辺が魅力なのかと言いますと、見た目もそうなんですけどまあその境遇がね…。若いながらも世間の荒波を次々と乗り越えていく彼の姿にいろいろと考えさせられます。

バトル面ではとにかくソウルイーターという紋章が強いので、こちらを使いこなしていくのがおすすめ。

グレミオ

主人公のお供代表。彼を皮切りに幻水シリーズには代々「主人公の相方キャラ」が登場することになります。ほっぺの傷はお供の勲章らしい。

事あるごとにプレイヤーの分身である主人公にいろいろと言ってきますが、それも主人公への愛ゆえなので「めんどくせーなオカンかお前は」とか思っちゃいけません。後でとても悲しい思いをします。

テッド

主人公の親友。最初は「なんやこのモブ」って思うかもしれませんけど、話が進むにつれて彼の格好良さを目の当たりにすることとなります。

とある理由でパーティから外れますが、いくら彼の見た目がモブだからといって決してその存在を忘れてはいけません。終盤まで決して忘れてはいけませんよ。

クレオ

メインヒロイン…ではありませんが、グレミオやパーンと同様に序盤からいる主人公の家族的存在。(そもそも幻水1にメインヒロインは不在)

話のメインを張ることはほぼありませんが、とあるイベントでのソニアさんとの会話はとても好きです。女性ならではの感性で坊ちゃんを支えてくれているんだろうなあ。

後列で魔法を使わせる立ち回りがおすすめで、水の紋章とか付けといたら回復役として役に立ってくれます。わりと使い勝手が良く、終盤までパーティ入りすることが多い人。

パーン

◯トリートファイターに出てきそうな初代脳筋キャラの1人で、クレオと良いコンビ。序盤は火力が高めでお世話になることも多いと思います。

とあるイベントにおいて、彼をメインで使うことになるので常にそこそこ育てておくと役に立つはず。

オデッサ・シルバーバーグ

解放軍初代リーダーとして登場する女性で、彼女が現れたことで主人公の運命が大きく変わることになります。ヒロイン格の1人と言っていいかも。

リマスター版の顔グラがマジで可愛いんですけど、彼女に恋してはいけません。何がとは言いませんが後々いろんな意味で辛くなります。

ビクトール

パーン同様に初代脳筋枠の1人で使い勝手が良いキャラです。物理面では強いですが魔力が低いので、魔法を使わせるのには向いておらず敵の魔法にも弱め。

ガサツに見えてかなりの人格者で主人公の兄貴分。とあるイベントの時期だけパーティから外れますが、それ以外はだいたい主人公と一緒に居るので彼を育てる人は多いと思います。

あと一時離脱のタイミングがなかなか唐突なので、「またたきの手鏡」はビクトールに持たせてはいけません。手鏡持ったまま彼がいなくなることで、離脱中ずっとプレイヤーが地獄を見る羽目になります。

フリック

解放軍の初代副リーダー。二つ名が「青雷」なので雷魔法が得意に見せかけて、実は水魔法もそこそこいけたり物理も普通に強かったりいろいろできる人。(ただ運だけは悪い)

全身が青いイケメンで中身も青いことで有名ですが、ストーリーが進むにつれてよりイケメンに成長していく彼の姿は必見。

フリックのMAX爆イケシーンが見たい人は、とあるストーリーイベントで敵将の首を取らないようにしましょう。

ハンフリー・ミンツ

初代解放軍メンバーで、元々は帝国の将軍だった人。とにかく物理が強い火力キャラで、バトルではタンク役としても頼りになります。

めったに口を開かないレベルの無口で何を考えてるのかわからない人。ただ帝国を追われることになったきっかけや、旧友の頼みとは言えフッチに対してとても面倒見が良いところなどを見るにめちゃくちゃ良い人。

サンチェス

解放軍初期メンバーで財政や事務を担当している完全なる裏方…と思いきや、とあるイベントで重要な秘密を明かすことになる人。見た目は普通の気の良いおじさん。

本編中この人なりにいろいろ悩んではいたんだろうなと思いつつ…あとはネタバレになるので自重。

マッシュ・シルバーバーグ

幻想水滸伝シリーズのカッコイイ要素を構成しているうちの一つである「軍師」担当。

彼のシルバーバーグという名字は、後のシリーズにも受け継がれる(血縁キャラが登場する)ので覚えておいて損はありません。ちなみにオデッサは妹。

主人公率いる解放軍の政治面を担当するんですけど、その策を講じる姿は見てるだけで頭良くなりそう。

レパント

コウアンの街の大富豪。めっちゃオレンジ色の豪傑で、その見た目から初見は「何人?」と思われがち。(リマスター版の顔グラはだいぶ綺麗になってる)

仲間加入の際に訪問する自宅の中にルーレットトラップがあるなど意外とトリッキーな人で、帝国に不満を抱いていたことをきっかけに解放軍に加わります。

金持ちだし奥様は美人だし息子はイケメンだし、最終的には出世するしでかなりの勝ち組。

レックナート

よく彼女のことを黒幕とか言う人がいますが、むしろ1では身内が黒幕な件。幻水シリーズにおける仙人みたいな枠で続編にも登場するのですが、2以降はイマイチやる気を感じられないとファンに揶揄されがち。

なんせ正体がよくわからんのでそのうち黒幕になったとしても驚きません。派生作品で裏ボスとして出てきそうな気がしないでもないです。

ルック

レックナートのお弟子さんで108星名簿の記録係。初登場時は「なんじゃこのガキャアアアア」と思うかもしれませんが、風魔法が普通に使い勝手良いのでパーティに入れがち。あと顔が良い。

1では序盤しかストーリーに絡まないのでこれっきりの関係かと思われますが、実は複数の続編に登場します。どのタイトルかは内緒。

ビッキー

テレポート担当の女の子。彼女と「またたきの手鏡」のおかげでめちゃくちゃ快適に冒険ができます。

あえて理由は言いませんが、今作で彼女とジーンさんが推しになった人はとてもラッキー。

幻想水滸伝Ⅱのキャラクターについて語る

ネタバレ回避なので、1に登場したキャラクターは除外します。

Ⅱ主人公

通称「Ⅱ主」。ノベライズなどの公式作品では「リオウ」「タオ」などと付けられてる事が多いです。

前作主人公に負けないくらい苦労人ですが、一応エンディングによっては幸せになれます。ただベストエンドの条件がややこしいので、初見でベストを観たいならネットで条件調べながら進めると良いです。

バトルでは固有紋章がとにかく便利で序盤はパーティのヒーラー役としても有能。主人公でずっと使うキャラなので、比較的使いやすく調整されてます。

ナナミ

Ⅱ主の義理の姉で今作の相棒兼メインヒロイン枠。さらに血が繋がらないので、Ⅱ主とのロマンスでもあるんかと思いきや特にそんなことはなくガチの家族関係。

Ⅱ主と常に一緒に行動しており戦闘での使い勝手も悪くはない…ものの、決して強くもなく。Ⅱ主との協力攻撃が役に立つかな?程度。

ただキャラ的には非常に愛着の湧くお姉ちゃんなので、ぜひ彼女が幸せになるEDに辿り着いてほしいです。

ジョウイ・アトレイド

Ⅱ主の親友兼幼なじみで、ナナミと3人合わせて仲良しトリオ。Ⅱ主との協力攻撃は序盤めっちゃ役に立ちます。

初見の人に某ドラクエ7の悲劇を味わってほしくないので先に言っておくと、ストーリー序盤〜中盤あたりで離脱します。その理由があまりにイキりすぎてるのでアンチもまあまあいたりして。

ただストーリー的には重要な役どころで、彼が何を悩み、考えて行動しているのかを予想するのも見どころの一つ。1番最初のジョウイとの約束は最後まで忘れちゃダメですよ。

ルカ・ブライト

RPGの悪役の中でもかなりレベルの高い悪を貫いてる人。彼がそうなっちゃった悲しい原因がちゃんとあるんですけど、だからといって許しちゃダメだろってくらい悪人。

世代を超えて語り継がれる名言があることでも有名で、幻水2が名作と呼ばれるのはルカの存在があることも理由のひとつだと私は思ってます。

ジル・ブライト

ルカ・ブライトの妹で皇女様。ルカの妹とは思えない程にまともな性格のキャラで、悲しい程に家族運が無い人。

戦わないキャラだし、ストーリー上重要な役どころにいるもののあんまり語ることがないんですが、ラストはどのパターンでも生き残るので幸せに暮らしてほしいですね〜。

シュウ

今作の軍師枠かつ、前作の軍師マッシュの弟子かつアップルの兄弟子。師匠もすごかったけどたぶん師匠より優秀。

マッシュと比べると性格がキツめで、時には冷酷な策も普通に使うのでプレイヤーの好き嫌いは別れるところ。軍事で活躍してる時はめっちゃカッコ良く、シリーズトップクラスに優秀と思わせる作戦もあったりします。

アナベル

ミューズ市長で都市同盟の実質的な権力者。過去ビクトールと良い関係だったかもしれない人。幻水1で言うとたぶんオデッサ枠ですかね。

見た目通り頼りになる姐さんで、もしバトル参加できたら強キャラだったろうなという風貌。もうちょっと相手を疑うことができていたらあんな事にはならなかったろうに…と思います。

フリード・ヤマモト

サウスウィンドウ市長の側近だけど、とある理由で主人公達の軍に入るメガネ。真面目すぎる所は良くも悪くもあり。バトルではそんな強くないけど弱くもないですね。

苗字がめっちゃ和風なのはたぶん妻のヨシノに婿入りしたから?ヨシノさんと時々イチャイチャしてるの見るとほのぼのします。

3に娘が出てくるけどめっちゃ可愛い。美人な妻と娘に恵まれてフリードこの野郎って思う輩がいるとかいないとか。

キバ・ウィンダミア

かなり漢前な将軍。ルカじゃなくてその父王に忠誠を誓っているので、父王が亡くなったことで敵国から寝返る方向に流れてしまった人。

幻水シリーズの歴史の諸行無常さをこれでもかというくらい表してくれる立ち位置に居て、息子のクラウスへの態度を見ていてもかなり良いお父さん。

リドリー・ワイゼン

コボルト族が住む街のトップ。「コボルトっていうかどう見ても犬じゃん」とか言っちゃいけません。登場初期はいろいろめんどくさそうな事言ってたけど、仲間入りしたらかなり有能な将軍になります。

キバ同様に良いお父さんしてるらしく、ある条件を満たせば息子が仲間になるけどその条件があまりにも無慈悲なことで有名。

テレーズ・ワイズメル

本格的に参戦するのはストーリー中盤でバトルにも参加せず、主に「政治面」で活躍するメンバーの1人。登場初期は無能扱いされてて可哀想。

政治や争いが苦手で父親の死後仕方なしで市長代理をやっていた彼女が、ストーリーが進むにつれどういう未来を歩むことになるのかは見どころ。お付きの者との関係がなかなかエモいなど地味に人気がある人。美人さん。

「幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱリマスター」に期待してる事とかいろいろ

幻水1・2は周回要素が一般的になる前の時代のゲームなので、基本的に一度クリアしたらそれで終わり。周回要素はありません。

なので個人的にはリマスター版になんらかの周回要素が入っていたら嬉しいな〜と思う次第でございます。

やはり一番期待しちゃうのは、キャラクター関連のサブイベントの追加ですね。まあ難しいかもしれませんが…(オリジナル版のライターの方がコナミを退社されてるそうなので)。

サブイベントで全然構わないから、ハイイースト動乱(2の12年後が舞台)の話入れてくれないかなとか思うんですが、原作ライターがいないのはなぁ…やはり痛いですよね。

ただ、1と2には続編である幻水3〜5で登場しているキャラクターもたくさんいます。幻水3〜5は確かライターが違う方だったと記憶しているので、前日譚(後日談も)みたいなイベントならできなくもないよなぁって思う訳ですよ。

そこら辺ぶっちゃけどうなんでしょうか?KONAMI様!

まとめ:幻想水滸伝はとにかくストーリーが素晴らしいから一度はやってみて?

バトルをとことん楽しみたい!やり込みたい!という人にはあんまり向かないゲームですが、「とにかく重厚なストーリーを楽しみたい」という人にとって、幻想水滸伝は素晴らしくやりがいのある作品です。

人生訓となるようなシーンもわりと多いので、ひとつの「読み物」として幻想水滸伝シリーズを楽しんでみては。